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冬に向けてはやり始めるインフルエンザ。そのインフルエンザを1日で治療できる世界初の新薬が3年後にも実用化する見通し。この新薬は従来の薬とは違った効果があるとされている。
これまでのインフルエンザ治療薬といえば「タミフル」などがある。こうした従来の薬の作用は、体内にウイルスが入った際、増殖したウイルスを細胞内から出 さないようにブロックし、症状を緩和させるだけのもので、インフルエンザウイルスそのものの増殖を防ぐ効果はなかった。しかし、新たに開発された薬は、ウ イルスが増殖するのを阻害して、死滅させる効果があるという。このため1日で治ることが期待されている。
また、この塩野義製薬が開発した新薬は厚生労働省が導入した「先駆け審査指定制度」(=画期的な新薬の開発を促進して優先的に審査するための制度)の対象と指定されていて、厚生労働省から製造販売の承認が得られれば2018年にも実用化する見通し。